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【プルマガα】日本のマスコミに見受ける恣意的な選挙報道(寄稿99回目)

Posted on 2018年01月29日


囲碁将棋には、岡目八目と言う教示が在る。
対局者の傍で盤を観れば、対局者たちよりも優劣と展開が意外と観えて来る。

なぜなら、対局傍観者は利益を賭して戦っている訳ではないので、冷静に客観的に盤が読めるからだ。
なので、傍観者は対局者たちよりも八手先が読めると言う教示が岡目八目だ。

そう言う意味で、今回の衆院選結果を【岡目八目】の視線で、韓国最大発行部数新聞の朝鮮日報が、安倍総理がなぜ圧勝したかの理由を述べているので、下記に紹介します。

日本に、その様な岡目八目の視線の新聞とTVが居なかったのは残念なことでした。
残念どころか、今も毎日、刑事立件もされていないなんちゃら学園問題なのに、国会でオール野党が安倍首相になんちゃらと言っている。
そして、メディアは野党に追随した報道をなして問題を更に煽っている、NHKも一番煽っている。

オール野党は、日本を統治する権限が在る国会に於いて、国民のために国会議員として他にする仕事がまったくないのだろうか。

衆院選挙で有権者が示した民意とは【社会保障・安保・景気】で在り、全てが国民の命に係わる要求だった。
思えば、今年に為ってからオール野党が【国民の命に係わる命題を解決】しようとしたことが在ったのだろうか。

 

朝鮮日報11/19付電子版ニュース【韓国社会の見方では説明できない安倍圧勝劇】の記事を読むと正に岡目八目そのものだ。

日本のマスコミと評論家の中には、野党が統一候補さえやっとけば政権交代が出来たと暴言を唱える人が居ます。
サンデーモーニング番組の寺島評論家は毎週の様に持論を披露する。
果たして統一候補で、そうなったのだろうか。

<記>

【安部首相が衆院解散時は不透明だった。森友問題等により支持率急落で小池都知事がポスト安倍の脚光浴びた。前原民進代表が野党候補一本化で党公認を見送ると宣言し希望の党を軸に政権交代ドラマ演出期待感があった。】


【然し、衆院選は安倍首相圧勝。「北朝鮮問題が総選挙結果を分けた」との分析も。国民の危機意識が高まり、安倍首相のナショナリズムが作用の見方。安倍首相に批判的な朝日新聞は「安倍首相は朝鮮半島情勢で恩恵を受けた政治家」と皮肉った。安倍首相に批判的な見方が根強い韓国も「極右政治家が時の運で圧勝」といった報道が相次いだ。】

(注)【果たして、それだけだろうか。安倍首相の経済成績表を見れば、結果は運や野党の無能や北朝鮮問題ではない。2012年12月就任当時9800円の日経平均は最近2万2000円を突破。失業率は12年末4.33 %から2.89%迄低下。大卒者就職率も11年の91%から今年は97.6%に上昇。高卒者就職率も98%で完全雇用に近い。】


【過去最悪の就職難に苦しむ韓国の大学生が働き口を求め日本に渡る程だ。12年 12月より、日本景気回復は58カ月続いている。これは戦後2番目に長い景気拡大局面だ。】

(注)【日本の野党は、雇用が増えたのは高齢化による労働力不足のせい、株価上昇は金融緩和政策のせいと批判している。】


【しかし、過去の民主党政権も自民党政権にもなかった一貫した景気浮揚政策を安倍首相が展開して、その成果が表れていること自体は否定できない。】

(注)【日本の野党は安倍首相就任以降、選挙のたびに「アベノミクス」を批判したが代案を示す事が出来なかった。野党は代案なき批判ばかりの無責任な政党と言うレッテルを張られ、安倍首相の圧勝を後押しした。】

(注)【今回選挙で注目すべき点は、安倍首相の支持層が20代に拡大した。テレビ朝日の出口調査結果、安倍首相支持率は20代で49%と最も高く、高齢層50代32%、60代30%、70代以上37%だった。】


【保守的高齢層が安倍首相を支持する筈だという「常識」を打ち破り、20代支持率が高いのは、「就職難解決」と言うアベノミクスの成果のおかげだと言えよう。】


【安倍首相が衆院選前日の街頭演説先に若者が集まる秋葉原を選んだことも若い層の支持に対する自信の表れだ。】

(注)【この為、安倍首相圧勝が日本の「右傾化」のせいでなく、国民の「現実主義」「実利主義」の反映だとする分析も聞かれる。】


【経済危機打開した指導者が選挙圧勝なのは世界的な常識だ。独メルケル首相は9月の総選挙で4選を果たした、1990年ドイツ統一以降で失業率が最低を記録しているおかげだ。】

(注)【歴史歪曲発言、独島(日本名竹島)に対する領有権主張により、安倍首相や日本に対する韓国社会の見方が「右傾化」という見方に傾き過ぎているのではないか。】


【米中2大国時代と言え、日本は世界で経済力3位の大国で、北東アジアの勢力軸の一つだ。安倍首相と日本を正しく捉えなければ、韓国は日本を克服することも、活用することもできない。】

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