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中国専門家「戦争の可能性が高い、3月迄が瀬戸際」(寄稿102回目)

Posted on 2018年02月23日


今の時点でも、日本のマスコミは北朝鮮が狙いのアメリカ本国に着弾するICBMの実現性に懸念を示しています。

ところが、標記の中国専門家とロシアから次々と核心を突いた論評が出て来ました。

 

そもそも、アメリカにとって今さら北朝鮮がアメリカ本土に届くICBMを実現しようが、あと一歩及ばない段階だとしても、アメリカが一番恐れているのは、そのICBMをかつて悪の枢軸と揶揄したイランや武装勢力に売り渡す危険性が一段と高まったと言うことです。

 

北朝鮮のICBMと核の精度が上がれば国際武器闇市場での付加価値が、ぐんと上がるから、北朝鮮は今から最高の凌ぎの時期に成ります。

 

一昨日、オーストラリアで逮捕された50歳代の北朝鮮出自の帰化人が、国際武器闇市場にミサイル売却容疑で逮捕されていました。

闇市場とのやり取りは暗号化された文書だった、工作員以外に市井の貿易商の市民一人にそんなことが出来るのだろうか。

 

ゆえに、アメリカの北朝鮮への先制攻撃はどっちみち開始されることになる。もしも北朝鮮の核が闇市場に流出したら、想像するだけでも恐ろしいことが起きる。

 

そもそも、北朝鮮にとって最高の利益をもたらす外需は昔からミサイルと関連技術の輸出です。特に、中東への闇輸出が盛んだった。

 

いま実験中の核搭載ICBM輸出が実現出来たら、経済制裁苦難に喘ぐ北朝鮮にと って息を吹き返すことが出来るからです。

 

 NHKBSモスクワ放送で、プーチン大統領の年末特例の4時間連続国民対話報道を流した。

 

プーチン大統領は原稿も無く答えていたが、プーチン氏批判派舌鋒の女性記者が北朝鮮の核に対するロシアの制裁に付いて質すと、「北朝鮮(政府)は核で(国体護持)存続しようとしている」と本質を突いた答弁をしました。

 

すなわち、プーチン大統領が北朝鮮から核兵器が早晩流出し出す予想外の蓋然性が高まったことを示唆した。

今後、北の核が別の方向に向いたら最悪な結果になる。

その点を中国専門家が「3月迄が瀬戸際」と説いた。

平昌オリンピック終了後までトランプ大統領が我慢すると見做しているのだろうか。

 

なぜなら、非民主主義の独裁体制を敷いた北朝鮮が核を保有したら運用に疑問符が付くからです。

核兵器の威力は1発も1発も100発も同じ効果が在ります、数の多寡がどうのこうのではないのです。

 

多弾頭核、搭載型ICBMを、敵国首都に1発でも撃ったら100万人単位で住民が死ぬことに成ります、そうなると互い重大な結果に成ります。

 

そう言う戦争は、外交問題解決手段として世界は容認が出来ません。

なぜなら、例え核の先制攻撃で相手を殲滅したと想っても、忘れたころにICBM(SLBM潜水艦)の反撃が必ず在るからです。

 

だから戦後は、核 保有国はお互いに紛争が勃発しても本格的な戦争に発展しない様に、停戦合意をしようとする自重意識の大きな力が働いたのです。

それが核を保有したが為の抑止力と言う【力】です。

 

戦争化を防止する政治家の理性の力だけが、最期迄英雄主義の為政者の戦争欲望を抑止することが出来ます。

 

そもそも戦後の戦争史では、戦争する国同士は(1)どちらも核が無い、(2)どちらかに核が在る場合の2種類で在ります。

 

 

(3)どちらも核が在る国同士で紛争が勃発したら、直ちに双方が停戦合意に踏み切っていたのが史実でした。

 

その事例が、50数年前の中ソのアムール川国境線争奪戦だった。

世界は 、核保有国同士が戦争を始めたと驚愕したが、間もなく停戦合意した。

不法な先制攻撃をしたのは毛沢東だったが、ソ連は中国の停戦合意を受け入れた。

あの民族主義自尊心が強いソ連人が戦況拡大を自重しました。

 

その結果、毛沢東が先制攻撃侵奪した中洲が中国の領土に成った。

そう言う史実を日本国民は尖閣諸島にかぶせて見做したら、いつでも不法侵奪経験者中国の先制攻撃侵奪が在り得ると言う事です。

 

史実では、島は一旦盗ったが勝ちなのです、島が侵奪されてから奪還は先ず可能性が在りません。

 

なぜなら、(3)の戦争の場合には戦争に勝者も敗者もないからです。

 

相互核戦争の結果はお互いに核で焦土化した祖国の荒廃した姿だけで、互いに何の利益も得ることが出来ません。

 

日米安保条約の神髄は日本が攻撃されたら、最期はアメリカが核兵器で反撃すると言う事実を持ちますが、相手も核保有国(米・英・仏・露・中のSLBM潜水艦保有5カ国)だったら、(3)の理由でアメリカは尖閣諸島の紛争化に手出しが出来ないことに成る、即ち尖閣が中国に盗られた侭に為る訳です。

 

だから、中国はアムール川中洲不法侵奪の経験の様に尖閣への先制攻撃に踏み切ることになる。

 

いま、中国が来年度進水に向けて揚陸艦と空母を各々2隻ずつ建造して、中国初の海兵隊を創出しようとしている理由は、全て尖閣諸島侵奪の為に軍事行使力を自衛隊よりも優位に立たせる狙いが在る為です。

 

今の中国軍の実力は東シナ海を制圧して居る自衛隊に比べて相当に劣勢な立場に在るとの認識をしているのが中国で、習主席が建造と海兵隊態勢の創出を急いで居る理由を、そ

れで証明しています。

 

然し、あくまでもロシアの戦闘機材や技術を基にしている中国軍は、アメリカから技術導入している自衛隊を上回ることが出来ません。

ロシアは中国に輸出して来た軍事機材のコピーで迷惑したので、今の革新技術は全てブラックボックス化して中国に輸出しているので、中国はロシアの最新技術さえも超

えることが出来ない侭でいます。

 

その【中国の夢】で在る尖閣諸島侵奪も、日本が核を持ったら(3)の理由で【本当 の中国の夢】に化す。

(3)の戦争の場合には勝者も敗者も居ない、核戦争の重大な結果は核で焦土化した祖国の荒廃した姿だけです。

 

その意味で日米安保条約も(3)に適合します。

日本が侵略されたらアメリカが核で反撃するのが日米安保条約の真髄だからです。

然し、(3)の場合なら、結局は日本人の手で尖閣諸島も防衛しないと、アメリカは手伝ってくれないと言うことです。

 

だから、仮に日本が核保有したら日米安保条約は必要が無いことに成る。

 

但し、それは在日米軍基地が海外撤収する理由にはなるが、実際の在日基地はアメリカ軍のアジアへの軍事展開の為の中継地で在るので撤収は難しい。

海兵隊も同じで、真っ先に殴り込みを掛ける唯一の軍隊だから日本拠点の方がアジアに睨みが素早く効くからです。

 

先日、自民党石破議員が日本の核保有に蓋然性を持たせる発言をしましたが、正しく【日米安保条約の矛盾】の(3)を突いています。

 

今の侭なら習主席に安心して日本を攻める勇気を持たせているのが現実です。

 

石破議員は更に踏み込んで、【日本のプルトニュウム在庫は48トンで原爆換算すると6000発分在る、それは1年以内に実現出来る】と噛まして貰いたいものです。

それぐらいのリップサービスが、習主席に今は必要だ。

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