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尖閣諸島の相次ぐ中国軍艦の領海侵犯に付いて (寄稿104回目)

Posted on 2018年03月19日


また中国代弁人が記者会見で【尖閣諸島は中国の固有の領土】とうそぶいた。

 

有史以来、固有の領土と言う領土は存在しない、国境線は戦争後に動いているのが世界史だ。

 

だから、固有の領土なんて存在しない。だから、盗られたら島の奪還は殆ど無理なのが世界史だ。

 

尖閣諸島の領有権の場合、国際法が定める島の領有権は誰が先に見付けたのかではなく、誰がそうとうの間で実効支配していたかが判定の理由に為る。

 

その為に、【南シナ海は2000年前から中國のもの】と中国政府は正当性を国際社会に嘯いていたが、昨年、ハーグ国際裁判 所は、その2000年間で南シナ海で一つの島も実効支配していない中国が侵奪した南沙西沙諸島を、【領有権否定判決書】を言い渡した。

 

中国共産党政府の、南沙西沙諸島と尖閣諸島の領有権嘘(証拠に基づく実効支配期間の証明)は、中国自らが明かす事が出来ていない。

 

同じ様に、韓国も竹島領有権の理由に、決して韓国が実効支配していた【そうとうの期間】を証明が出来ていない。

 

だから、中国と韓国は【昔から自分のもの】とだけしか言えない。

それが嘘で在り国際裁判所では通用しないことが両国は判り切っている。

 

それを、一昨年同じことを言ったのがプーチン大統 領で、ロシアがウクライナのクリミア半島を侵奪したことに対して、国際社会からの批判と経済制裁に対して、プーチン大統領は【クリミア半島は昔からロシアのもの】と会見した。

 

中国も韓国もロシアも【実効支配した期間】が無いことを自ら国際社会に明かしている。

 

然し、現実は中国がハーグ国際裁判所の領有権否定判決書を紙屑だと詰り、無視した侭でいる。

島は一旦侵奪されたら取り戻すことが出来ない、それを一番経験しているのは日本なのだが。


中国の沖縄侵奪が【中国の夢】と言う国策を習主席が掲げている限り、習主席は後5年の任期中に尖閣諸島侵奪のかたを付けることに 邁進して来る。

既に国連議決国際海洋法を批准した常任理事国の中国が条約を否定していることに注目しないといけない。

 

逆にそうでもしないと、習主席は政府内反体制勢力から追される蓋然性が出て来る。昨日の報道で昨年12月の【襲撃事件】が、9回目の習主席暗殺未遂事件だったとのことで、軍にも粛清を図る習主席に対して、軍の確執が在るものと見做されている。

 

正に、習主席は杞憂の人であり命懸けの為政者だ。

共産党独裁国家でも、中央政府は一枚岩ではなくて絶えず命を狙う権力闘争が昔から起きている。

 

と言うことは、北朝鮮金正恩独裁国家でも国家体制転換勢力が在ると言うことだ。

なぜなら、両国とも民主主義を否定したから独裁体制が維持出来ている、独裁を護持したり権力拡大に努める英雄主義者は手段を選ばない。

 

ところで、尖閣諸島最北端の大正島の接続水域に侵犯した中国の潜水艦に付いて、浮上写真を観て博物館行きの旧式潜水艦と私は評価したが、日本政府の発表は【最新の攻撃型原潜で、対艦巡航ミサイルを搭載する】とのことだが、余り習主席に媚びない方が良い、フェイクは一度だけでよい。

 

 搭載する対艦巡航ミサイルは、射程距離40kmと言う日米の対艦魚雷に劣る距離だ。その程度とは、中国潜水艦の実際の戦闘能力 が明らかになったわけだ。

爆弾や対艦巡航ミサイルは大型海上艦を1発で撃沈する事が出来ない。

 

巡航ミサイルは敵艦の喫水線に着弾させてこそ存在感が在る、それが出来るのは日本の世界最強三菱製対地対艦巡航ミサイル神風(しんぷうと世界は賛辞する)で在り、着弾誤差数センチを昨年世界で初めて実現させた準天頂衛星システムを保有する日本だけだ。

 

だから、昨年5月にアメリカはDCで日米両政府間で安保担当者を交えて【宇宙の商業的利用合意】文書を交わした。

これで、アメリカ軍はアジアに於いて対地対艦巡航ミサイルの着弾精度が世界で類を見ない誤差数センチを手に入れる事が出来た。

 

そもそも、最新型と言う中国原潜が東シナ海で公海潜航航行中に、海上自衛隊より始めから捕捉されていたと言うことは、既に中国潜水艦が東シナ海では無力化されていたと言うことだ。

 

中国側はショックを感じている、そして政府代弁人の【潜水艦は関知していない】会見談話は、しょうもない原潜を製造した責任のたらい回しにしか見えません。

無力化された中国最新型原子力潜水艦は最早道具ではない。

 

日本に後で良かったことは、今回の中国最新型原潜の膨大なデーターが得ることが出来た海自のシンクタンクの知識増大化で在り、更に領海予防処置が速くなることに繋がる。

 

海洋で、自国の潜水艦が制圧していないと、海上艦は航海させることが出来ない、敵の潜水艦で制圧された海に海上艦を出港させることが出来なくなる。

 

それを証明したのが36年前のイギリスとアルゼンチンのフォークランド紛争で在り、出港したアルゼンチン海軍の最大の軍艦が沖でイギリス原潜の魚雷1発で撃沈されたので、爾来、アルゼンチン軍の軍艦が母港に釘付けになってしまい、戦局はイギリスの方に良い風が流れて勝利した。それぐらいの記憶は中国政府に遺っていて当然だろう。

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